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食べかけのソフトクリームを机に残し、
二人の所へ静かに歩いて行った。
「光輝くん大丈夫?」
いつも笑っている光輝くんから笑顔がない。
「どうしたん?」
真紀ちゃんも心配そうに話しかけている。
「俺…最低やわ」
やっと口を開いたかと思ったら酷く苦しそうな顔をした。
「何が?」
真紀ちゃんが驚きままに言う。
「…いや、俺おかしい」
「はぁい?光輝ってば何いってんの~変なの分かってるよ」
真紀ちゃんはあははっと明るく返す。
あぁ、わざと元気付けようとしてるんだ。
でも光輝くんは真顔で左右に首を振ると言った。
「ごめん真紀。別れよう」
え、
今何て…?
別れようって…真紀ちゃん達付き合ってたの!?
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