初めてのチョコ

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「礼央くん!!」 ちょっと悪戯に笑う子供みたいな笑顔は礼央くんだ。 「酷いよねーお兄ちゃん」 「…ああ、うんそうだな」 光輝くんは私に向けていた目線を慌ててそらした。 「奈央ねぇちゃん僕のこと忘れたんだー」 「まさか!だって声似てたんだもん」 だって双子だよ…。 「ふーん。ま、奈央ねぇちゃん好きだからいいよ」 きゆゅん。 か、かわいい…/// 「あれ、でも二人何してたの?」 すると思い付いた様に礼央くんはさらっと突く質問をしてきた。 「えっと…あ~」 何て説明したらいいんだろう…。 「俺達丁度そこでばったり会っただけだよ」 「そうだったんだ」 礼央くんはぽんと手を叩いた。 「うんそうそう!」 は~光輝くん上手いな。 すっごく自然な感じの話かた。 「ちょっと俺これから寄るとこあるから礼央、奈央頼むな」 「うん!」
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