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「礼央くん!!」
ちょっと悪戯に笑う子供みたいな笑顔は礼央くんだ。
「酷いよねーお兄ちゃん」
「…ああ、うんそうだな」
光輝くんは私に向けていた目線を慌ててそらした。
「奈央ねぇちゃん僕のこと忘れたんだー」
「まさか!だって声似てたんだもん」
だって双子だよ…。
「ふーん。ま、奈央ねぇちゃん好きだからいいよ」
きゆゅん。
か、かわいい…///
「あれ、でも二人何してたの?」
すると思い付いた様に礼央くんはさらっと突く質問をしてきた。
「えっと…あ~」
何て説明したらいいんだろう…。
「俺達丁度そこでばったり会っただけだよ」
「そうだったんだ」
礼央くんはぽんと手を叩いた。
「うんそうそう!」
は~光輝くん上手いな。
すっごく自然な感じの話かた。
「ちょっと俺これから寄るとこあるから礼央、奈央頼むな」
「うん!」
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