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ほろ苦いチョコ
あれから真紀ちゃんと話すことが出来ず二週間がたった。
何度か話しかけようとしたけど、
私避けられてるみたい…
光輝くんもあれからそっけないし。
寂しい…
授業にも身が入らなくて机にだらけていた時だった。
コツン。
石が当たるような音がした。
私の席は窓側だったため先生の隙を見計らって外を見回した。
あれ?何にもないじゃん…。
外は何も変わらず青々とした銀杏の木が太陽に当たり光っていた。
綺麗…
久しぶりにこんな綺麗なものみた気がするよ。
石に感謝しないとね。
目線を黒板に戻した時だった。
コツン。
また窓に鈍い音がした。
ん?
何だよ~今日は風強いのかな。
窓の外をもう一度見ると木の下に誰か立っていた…
見覚えのある茶色髪に遠くから見ても分かるくらい綺麗な顔。
えっえっ!
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