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次第に期末テストが近くなりクラスは少し静かになってきた。
私やばいんだよね…
今度のテストで英語60点は取らないと厳しいって言われちゃったしな～
はぁ～。
「深い溜め息だな」
見上げると光輝くんが楽しげに笑っていた。
「だって英語ヤバイんだもん!ね～真紀ちゃん」
斜め前の真紀ちゃんに話しかける。
「それは奈央だけだから」
「うわっ厳しい！」
「いやそうだろ」
光輝くんまで…酷い。
真紀ちゃんは頭がいいんだった…。
いつもトップ10には入ってるんだよね。
「真紀先生～」
「ダメ!」
「えーまだ何も言ってないよ～」
「ちょっとは自分で頑張るの」
「ぶー」
出来ないよ～だって日本人だよ？
「イングリッシュなんであるの～!」
「アハハそれ逆ギレじゃん。俺が教えてやろうか？」
光輝くんは得意気にポンと胸を叩く。
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