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次の日曜日、
私達は駅前のコンビニで差し入れにお菓子を買って行った。
真紀ちゃんはちょっとお洒落してて、
いつもより大人っぽい。
光輝くんの家は、
駅前から少し歩いた所にあった。
うわぁ、おっきな一軒家。
感心していると、真紀ちゃんはインターホンを鳴らしていた。
ピンポーン。
「はーい」
中から可愛らしい男の子の声がした。
「弟くんかなぁ」
「みたいね」
幼い声…可愛いんだろうな。
玄関のドアが開くと、其処から小学生くらいの男の子が出てきた。
茶色のふわっとした髪に、くるっとした目が笑う。
か、可愛いーー!!
ニコニコしてちょんこんとお辞儀する男の子。
きゃー子猫みたいー!
「弟くんだよね?」
「うん!礼央って言います。お姉ちゃん達よろしくね」
「真紀って言います。此方こそよろしくね礼央くん」
「あ…私は奈央です!よろしく」
人懐っこい笑顔が、もうたまらなく可愛い。
私達を招き入れ、二階の部屋まで案内してくれた。
その間も嬉しそうに歩く礼央くん。
可愛い~
私もこんな弟ほしいな。
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