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月曜日。学校に着いた俺と彩夏を藍と真壁が待っていた。この2人ならと俺と彩夏がそれぞれ報告したのだ。
因みに真壁に報告したのは俺だが,広めた瞬間に真壁が藍を好きなことをばらすという交換条件を付けておいた。でないと絶対言いふらす。
「仲良く2人で登校か。羨ましいな」
「これはずっとそうだっただろ」
「まあそう言われればそうだな。でも教室でも隣なんて羨ましすぎるぜ」
「まあ真壁はクラスも違うもんな。毎日仲良く下校してるけど」
耳元で囁く。
真壁は一瞬固まった。
「藍の前で言うなよ」
「分かってるって」
――
「おめでとー,彩夏」
藍ちゃんが私に声を掛ける。
「ありがとう」
「ま,これからも頑張ってね」
「うん」
付き合うことになったのは嬉しいけど,そこから発展していかなきゃ意味はない。これからさらに親交を深めなきゃ。
「そういえば藍ちゃんって好きな人いるの?」
藍ちゃんは少し笑ったけど何も言わなかった。結局どっちなんだろう?
「立花猛くんはいるかい?」
少し考えてると教室に高校生の人が入ってきた。
「あなたは…」
「おや佐竹さん。あの節は迷惑をかけてしまったよ。でも今日は立花くんにようがあるんだ」
「何ですか?矢嶌先輩」
真壁くんと話してた猛くんが高校生(矢嶌先輩)の方を見る。
「ちょっと来てくれるかな?内密に話したいもので」
「分かりました」
猛くんは立ち上がって矢嶌先輩と行っちゃった。
「誰?あの人?」
藍ちゃんが聞いた。
「猛の敵だな」
真壁くんが答える。
「ふ~ん,まあ彩夏だもんね」
「そうそう」
2人で納得したみたい。
「どういうこと?」
「彩夏は別に知らなくていいよ」
「知る必要もないな」
「え~?何で?教えてよ。私になんかあるの?」
2人は笑っただけだった。
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