プロローグ

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ここはとある世界。 この世界は機械が発達し、人々に恩恵を与えその中で人々は生活していた。 そしてここは、この世界にあるとある都市。 この都市は世界でも有数の都会と呼べる都市であり、ところせましと高層ビルが建ち並んでいた。 ◆ 今の時間は深夜0時。 普通なら人々は今日の疲れをとるために寝ている時間である。 だが、さすがは世界有数の都会。深夜にもかかわらずあちこちでネオンサインが輝いており、月の光などものともせず暗闇の都市を照らしていた。 それはさながら『眠らない町』と言える光景であるだろう。 時を同じくして、そんな都市の中にある一軒のビル。 それは周りに比べるとそれほど高いとも言えず、こじんまりとしたビルである。 その為このビルは目立たなくなり、いつしか人が寄り付かなくなっていた。 そんなビルにも、こんな遅い時間にもかかわらず部屋には明かりがついていた。 だが窓が小さいためだろうか。中の光は殆ど外に漏れることはなく、誰も気に止めることはなかった。
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