雲雀恭弥の憂鬱。その2

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*その後* やま「ひばり?どうかしたかー?」 がちゃ、と雲雀さんの愛人である野球少年がお風呂場のドアを開けました。 ・・・爽やかに見える野球少年。この子はむっつりスケベで今も雲雀さんの裸体が見たいがためにドアを開けたのです。 助けてやろう、なんて全く思いません。だって雲雀さんは何でもかんでも咬み殺してしまえるからです。 ひば「・・・っ!」 ひばーど「くっふっふーくっふっふー」 ぷるぷる震える雲雀さん。の頭の上で変態南国果実の笑い方を真似するヒバード。 雲雀さんの足下を見た野球少年は、目を丸くしました。 やま「あ!それ、オレが買ってやったアヒルじゃねーか!」 ひば「・・・あのときもらわなければよかったよ。まさか君、あの忌々しい変態南国果実と手を組んでるんじゃないだろうね・・・」 やま「変態南国果実?・・・あぁ、むく(がこーーん!!!)」 野球少年が言おうとした禁断の言葉を遮るように雲雀さんは風呂桶・・・の下にあった風呂用の椅子を投げつけました。(それはもう見事な全力投球で。)雲雀さんの裸に見とれていたせいか野球少年はキャッチできず、顔面で椅子を受けました。 ひば「・・・随分と仲が良さそうじゃないか。山本武、お仕置き決定だね。」 不敵な笑みを浮かべると、雲雀さんは顔を押さえてうずくまっている野球少年をずるずると寝室に引きずって行きました。 おしまい。 …あくまで山雲だからね!
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