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時計
あなたに逢えないこの刻は
どうしてこうも寂しいの?
どうしてこうも切ないの?
時計の針が時を刻む度
私の心を切り刻む
あなたがいないこの刻は
どうしてこうも哀しいの?
どうしてこうも虚しいの?
柱時計が鐘を打つ度に
私の心を打ちのめす
あなたに逢えるその刻までは
どうしてこうももどかしいの?
どうしてこうもじれったいの?
時間はまるで砂時計のように
ゆっくりとしか流れてくれない
あなたと触れ合うこの刻は
どうしてこうも楽しいの?
どうしてこうも嬉しいの?
柱時計の振り子のように
二人手を繋ぎ歩いてく
あなたに逢えるこの刻は
どうしてこうも儚いの?
どうしてこうも刹那なの?
あなたに逢えない刻が訪れるのならば
いっそこのまま時間が止まって欲しい
二人見つめあうこの“刻”のままで…
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