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「ん………」
カーテンの隙間から入ってくる朝日が錬の顔を照らす。
「ま……眩しい……」
まだ寝ていようと思い、錬は布団に潜る。
だけど、何故か違和感がある。
「…忘れてた。」
寝返りをうって見ると、裸で寝ている紅葉がいた。
いつも結んでいる長髪は結んでなく、いつもとは違う美しさ。
「男のクセに……なんでこんな綺麗なんだか…。」
そう思い、紅葉の髪を撫でる。
サラサラしていて、自分とは大違い。
錬は自分の髪と触って比べてみたが、比べる相手を間違ったかのようにガッカリしていた。
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