ダブルなデート

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「……そんなにしがみついてたら襲っちゃいますよ?////////」 「そ…そんなこと言ったって……」 中の暗闇に入ったとたん錬は紅葉の腕にしがみついていた。 「でも意外です。錬さん、幽霊とかダメなんですね。」 「そういうのは入る前に気づけ!!!!」 「ごめんなさい…。」 「い、いいからさっさと歩けっ!!!!」 「…ヒック………もう嫌…。」 結局出口まではたどり着いたものの、錬は泣きわめいてしまってお化け屋敷どころではなかった。 「大丈夫ですか…!?すみません、まさかそこまで嫌いだったなんて…。」 「バカ……ヒック……お前なんかもう知らない!!」 そっぽを向いてしまった錬。 錬はポケットから携帯を取り出すと電話をかけ始めた。 「ヒック……あ、裕志…?」 「どうした?その声、もしかしてお化け屋敷にでも入った?」 「そのまさかだよ…ヒック……/////////」 「あぁ…そうとう泣いたみたいだね。錬、紅葉に変わってくれる?」 「うん……。」 裕志に言われ、錬は紅葉に携帯を渡す。
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