ダブルなデート

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「もしもし…」 「あ、その感じまさか落ち込んでる?」 「そりゃあんなに泣かれたら……」 紅葉が言うと裕志は笑った。 「笑い事じゃないですよぉ!!」 「ごめんごめん。あ、どうする?合流する?それともこのまま解散する?」 「…このまま解散でもいいですか?今日中に機嫌直してもらわないと…。」 「わかった。じゃあ明日またバイトで。」 裕志のこの言葉で電話は切れてしまった。 「錬さん、帰りますよ?」 「え…?…美利…ヒック…達は?」 泣きすぎてしゃっくりまででてしまっている錬。 「あちらはあちらで帰るみたいです。」 「そう…。」
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