ダブルなデート

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「すみません…散らかってますけど…。」 初めて入る紅葉の部屋。 構造こそは同じだが、錬の部屋とは違い生活感があり、テーブルの上には台本が何冊か散らばっている。 「仕事、大変なんだな。」 「まぁ…でも楽しいです!」 「そう。」 「テレビでも見ながら楽にしててください。俺ご飯作ってくるんで。」 「俺手伝うよ。」 「ダメですよ!それじゃ意味ないじゃないですか!」 そうは言うものの、恋人の家に来ていて落ち着いていられるわけもない。
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