始まりは突然に…。

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数十分後… 「また負けた!なんで勝てねぇんだよぉ」 竜也は海斗にいつもどおり返り討ちにされ、やけになっていた。 「でも、今回は結構いいところまでいっていたと思うぜ。油断したらやられてたと思うし」 竜也が言っていた一味違うということもあながち間違ってないと海斗は思った。 もう一戦しようとした時、家のインターホンが鳴った。 海斗は竜也にちょっと待っててくれと告げると玄関へ向かった。 ドアを開けると郵便局の配達員が一辺が25㎝程の黒い箱を持って立っていた。 伝票に判子を押し箱をうけとった。伝票を見ると【Ω~オメガ~】と書いてあった。 「あのオメガから俺宛てに荷物が届いたんだけど…」 海斗は竜也に黒い箱を見せながら言った。 「すげーじゃねぇか!早速開けてみようぜ」 竜也は興味津々な様子。 「そうだな。じゃあ開けるぞ」 そう言い海斗は箱を開けた。
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