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王様は日々起こるいさかい事に嘆いていました。
悩む事が多くてついには頭から毛が抜けていきました。
あんまり悩んでいたのを神様が可哀想だと思い、神様は王様の夢に現れました。
王様は神様をみてすぐに頭を下げました。
神様は、「お前は物心ついた頃から今までずっといさかい事に悩まされてきた。だから1つ願いを叶えてやろう」
王様は願いました。
「この国からいさかいを消してください」
神様は分かったと言って消えてしまいました。
王様が目を覚ますと、国から人は誰一人といなくなっていました。
王様は元に戻してくれと願いましたが、神様は元に戻せないので黙って雲の上から泣いている王様を見ているだけでした。
近くを飛んでいたツバメが王様に言いました。
「バカだねぇ。壁を壊さなくても、向こうは見えたかもしれないのに」
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