64人が本棚に入れています
本棚に追加
いよいよ、ジェイドの額にマジックを付けようとした、その時、俺の手は誰かの手に掴み上げられた。
此処にはジェイドと俺しかいないワケだから、ジェイドに掴み上げられたのだ。
「っ!!」
しまった。と思った時にはもう遅く、ジェイドは俺の手を強く引いた。それによりバランスを見事に崩した俺はジェイドの上に倒れ込んでしまった。
俺の下には、にっこりと笑みを浮かべているジェイドがいた。
月明かりに照らされ、何とも不気味だ。
「この私に悪戯とは良い度胸ですねぇ、」
逃げようともがいてみるが、ジェイドがしっかりと俺の腰を掴んでいて、いや抱き締めていて、逃げることは叶わなかった。
「…そんな悪い子にはお仕置きです」
その言葉の直後ジェイドは俺のマジックを奪った。
嫌な予感がする。
----------------------
今、俺はジェイドの下、素っ裸にされている。
お仕置きとか言って俺の服を脱がしたのだ。
そして、脱がされてるいつの間にか、俺はジェイドに組み敷かれていた。
抵抗しようにも、抵抗出来なくて、ジェイドの良いようにされている。
何故か、抵抗出来ないように手を拘束されていたからだ。
この男に悪戯しよう等と思った俺とアニス。アニスはどうだか知らないが、俺は猛烈に後悔している。
裸にされ、更に拘束されているのだ。性に疎い俺でも薄々感じる。ジェイドが俺にこれから何をしようとしているのか。
「ジェイド、悪かった。俺が悪かったから許してくれ」
「いーえ駄目です、貴方みたいな悪ガキには少々痛い目に遭って貰わないと」
どうやらジェイドは俺を許しはしないようだ。それどころか、痛めつけようとしている。
うん、これ、俺、貞操の危機だよな。確実に危機だよな。
素っ裸にされて、薄々感じる性的な雰囲気。もう確定だろ。薄々じゃなくてもう濃厚だろ。
聞く話によると、その、同性同士のあれこれは相当痛いらしい。
最初のコメントを投稿しよう!