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「貴方が好きです」 起こさぬよう、そっと頬を撫でると、軽く身じろいだルーク。 もう何度こうして眠る相手へ告白したことか。 「私は馬鹿、ですね」 眠る相手に告白した所で返答等無いのに。 例え覚醒していたとしても、報われること等ないのに。 「貴方を…愛しています」 吐息を繰り返す半開きの唇に唇をそっと触れさせ、離す。 そしてまた触れさせる。 その行為は、恋人になれたような幸せな気持ちにしてくれる。 しかし、それは恋人の真似事でしかない。 虚しさしか、残らない。 けれど、私は繰り返してしまう。 きっと明日も明後日も繰り返すのでしょう -end- ジェイドの片思いが好きすぎr(殴
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