退屈だったけど平和だったあの頃へ戻りたい

《最近、私は疲れているのでしょうか》

《最近、私は疲れているのでしょうか》

あの、傲慢だったルークが髪を切り、変わると決意した頃から私は変になってしまった。
以前から変人と呼ばれることは多々あったのだが、自分で変だと感じるのはこれが初めてだった。

一体如何様に変か、と言うと、ルークを目にすると、可愛い、等という感想が胸を支配するのだ。
酷い時には、抱き締めたい等と思う。

私は疲れ過ぎているのでしょうか。
度重なる、ピンチと強敵。
それを退ける為の努力。

今までどれだけ神経をすり減らしてきたか。

そうだ、これはその疲れの所為。
その蓄積されたものがこんな所で出るとは…

今日はもう寝ましょう。

…しかし、今日はそのルークと同室なんですよね。

…。
さっさと寝ましょう。