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車に乗り、友達Aと友達Bに状況を説明し、ハゲタカから逃げ回って何十分たっただろうか。
ハゲタカは疲れを知らないようだ。
俺が怯えていると友達Bが話かけてきた。
「なんでそんな怖がってんの?怖くなくね?俺だったらボッコボコにしてやるけどな!!」
俺は「ははっ!本当かよ!!」なんて言いながら内心、ほっとしていた。
友達Aも「もう大丈夫だよっ!」とか、、
俺達がこんな話をしていたら、急に
ガタッ!ガッ!ガッ!!っと音がした。
びっくりして後ろを見たら、ハゲタカが走っている車を突っついていたのだ。
俺は「車も駄目なのか…」と絶望の縁に立たされた。
すると、急に車が止まった。
「あの、こっちに手を振ってるのって、あんた達の担任だった先生じゃない?」
友達Bのお母さんが言った方を見てみると、本当に先生が手を振っていた。
先生は
「おぉーい!!ぱーちこー!!こっちこっちー!!私の家に来なさいよーっ!!」
…どうしてか分からないが、先生は俺が追われているのを知っている様だった。
俺は3人にお礼を言い、決死の思いで車から降り先生の後をついて行った。
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