赤の月

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家の中に入ると薄暗く、しんとなっていて孤独感が増す。 ドアを開けると生活感のないリビングがあり、テーブルにピアノ、テレビが目に移る。 そうびはテーブルの上に置いてある置き手紙を見つけ、手に取って読み始めた。 《親愛なるそうびへ。》 《久しぶりだねそうび。なかなか忙しく時間が作れず済まないと思っている。またそうびのピアノを聞かせてくれるのを楽しみにしています。手紙の横に置いてあるお金は生活費や小遣いに使ってほしい。 P.S 会う日を楽しみにしています。》 《叔父より》
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