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色白で華奢な印象の男の子が微笑んでいて。
実に変な服を着ている。
―…君の最近の生活を見ていて、前からずっと…声を掛けてみたかったんだよね。
実におっとりとした口調だった。
「…い、いつからよ、じゃなくてっ…あなたは誰?どうやって人の部屋に入ったのっ?」
私は怯えてしまって、膝を抱え警戒する。
自分の聴覚を奪ったであろう、目の前の少年が怖かった。
―…やっぱりそう言われちゃうよね、えへへ。
少年は一呼吸し、ゆっくり吐き出して口を開いた。
―…今日から君の担当になった、付き人の攸真(ユウマ)って言うんだ。
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