02:ついてくるなよ頼むから

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とりあえずアレだよな 犠牲者が増えるよねコレ。 おっそろしい!!!! 「………恭也」 「何?」 「時間、過ぎてるぞ?」 ファイナルさんの冷静な声 うん、突き刺さるね。 あ、バスいったなコレ…… 俺終わった……!! 「休む?」 「やすまねぇよ」 どうしようもないが、うん 休むわけにはいかない……… さてどうするか…… 「しょうがない子だなぁー」 イラッ 何かイラッっときた。 何でだろう。 ハイゼットが立ち上がって、エプロンを取り外し、 「俺が送っていってあげる!」 と言い出した。 ………激しく遠慮したい。 だが、遠慮できない。 くそっ……… ガッコウの場所がバレてしまう……… ああ、俺は何回警察に頭を下げれば……? 「よっし、すぐつくから、ご飯食べていきなさい!」 おまえは俺の母親か。 「…………イタダキマス」 ハイゼットの作った朝食は、パンに合わせるおかず……まあ、目玉焼きとか、サラダとかだったんだが………… まあ、うん、うまかった。 さすが 低 王 だ。 「よし、じゃあ学校前にゲート開くね♪」 あ、背中に乗せてくれるとかじゃあないんだね…… 何かちょっと残念。 とりあえず、うん、俺は、何も考えずに、ゲートをくぐり教室へとむかった。 ………普通に考えれば、ハイゼットたちに釘を刺してからいくべきだったんだが。 まあアレだ。 急いでいたら忘れるじゃん。 そんなんだ。 だいたいいきなり夜中から戦闘開始なんて俺の人生では初めてだし。 俺が設定したとはいえ……… ひどい設定だ。 教室。 「おはよー」 「お。おはよー♪」 とりあえず親友様に朝の挨拶。 ああ、やはり和む……… 「きいてくれよー。夜中にさ、俺の家にいきなり」  
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