01:何故君が此処にいる

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……ぇ……ねぇ……… ………え…る……? 夢の中のはずなんだが…… というかまだ夜中くらいのはずなんだが、どういうわけか声がする ………何だというんだ…… しかも聞き覚えない声だし…… 「ねぇ……起きてる……?」 起きてねーよ。 いいから寝かせてくれ…… 「うー、仕方ないかぁ……」 ゴンッ ………な、何か頭に鈍い痛みが……… ん?ゴンッ……? 「いったぁぁぁぁぁ!!!!」 俺は頭を必死に押さえた ちなみにこの叫びは心の叫びだ 実際に叫んだら近所迷惑だからな。 「もう、何だってんだ………」 時計をみるとはやり夜中。 しかもまだ2時。 丑三つ時だ。(いやわかんないけど) 「やっと起きたぁー。もう、起きてくれないから殺そうかと思ったよぉー」 「いや物騒なことを夜中に言うなよ。いらいらしてくっから」 ………ん?? ………何で、目の前に………? 「…………失礼ですがどちらさま?」 うん、見覚えないとは言わん。 何か青いスカイブルーな髪が見える。 そしてけだるそうな目…… 俺は、一人しか知らない 「ひっどいなぁ……俺のことわかんないの管理人サン、いや恭也くん」 「………知らないと言い張りたい」 「俺だよ、俺。フォード~」 ………ああ、悪夢だ。 なるほど、コレは悪夢か。 よし、もっかい寝よう…… 「あ、寝ないでね? 俺、ちゃんと君に用があって来たんだからぁー」 チャキッ 俺の首に冷たい刃物の感触が…… 眠いのに…… 「…………わかりました起きます」 「さっすが覇王♪」 夜中なのにこいつテンション高いな…… あ。 こいつドラッグ使用者だからか…… ちっ、使用直後だとでもいうのか…… 「ほらほら、早く来てよ」 「わかったよ五月蝿いやつめ……」 こうして俺は連れ去られた。 この悪魔みたいなフォードに。 あ、いや、悪魔か。こいつ。  
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