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「すみませんでしたっ!知らなかったとは言え失礼極まりない態度でしたっ!」
少年は頭が埋まるんじゃないかと言う位、地面に額を押し付けて、平謝りしていた
「クックックッ!」
頭の上から聞こえる笑い声に、少年は恐る恐る目を上げてみた
カカシはこの百面相の様な少年の表情に笑いを堪えきれず吹き出してしまっていた
「あーもう、いいよいいよっ!その代わり暇つぶしに付き合ってよ」
初めてみる上忍の笑顔に何故か少年は赤くなってしまった
雨はいつの間にか上がっていた
暇つぶしに付き合う形になった少年は、しだいに表情も柔らかくなり、同じ世代の友達感覚で楽しんだ
「明日、暇?」
カカシは少し躊躇いながら少年に聞いた
「明日?昼からなら暇だけど?」
「じゃあ、ちょっと付き合ってよ」
優しい笑顔に、ドキドキしながら少年は
「うん」
と、頷いた
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