第2話 闇と闘う旅出

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第2話 闇と闘う旅出

愛する恋人ジェシカを母親と全く同じ手口で殺されてしまったサムは、タイミングから見ても間違いなくこの一件と父親の失踪には何か関係があると確信。…彼女を亡くした恨みを果たす為にも、ディーンと共に本格的に「ハンター」として父親探しを進めていくことを決意した。 まず手掛かりとなったのは、父がモーテルに置いて来たとされる悪霊に関して調べ上げられた全てが記載してある手帳の中のメモ。「35-111」と記されたそれは、昔海兵隊に所属していた名残で父が使用する座標の数字である。しかし、調べた結果そこは何もないただの森林、「ブラック・ウォーター・リッジ」という場所であった。とりあえずそこに足を運んだ2人は、つい最近この「ブラック・ウォーター・リッジ」という場所でトミーという人物が失踪し捜索願を出されていたことを知る。早速捜索願を出したトミーの家族を尋ねると、幼い頃両親を失ったことで非常に兄弟仲が良いというトミーの妹ヘイリーと弟ベンから話を聞くことが出来た。トミーがキャンプ出てから毎晩欠かさず受け取っていたという動画付きメールが、ここ3日間届かずじまいだというのだ。 最後に届いたトミーの動画を見たサムは、確かにそこに映り込んだ何者かの影を発見。調査を進めて、「ブラック・ウォーター・リッジ」に昔からきっかり23年おきに起きている失踪事件に目を向け、46年前に被害を受けたと言う唯一の生存者の元へ向かった。そこで得た証言によると、「早すぎて姿の見えない何か、人でも獣でもないものが、(生存者の)両親を暗闇に連れ去った」とのこと…。 。
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