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゚+.陽Side.+゚ 葉が赤く染まる季節。俺は人生初の告白をしました。 「あの…空野結衣先輩、付き合って下さい!!」 「いーよ。」 先輩が顔色一つも変えずに言うので、俺は驚いた。 「ほんっ「二股で良いなら。」 「えっ…。」 「二股が嫌なら付き合えない。じゃ、」 パシッ 俺は踵を返して帰ろうとする先輩の細い腕に少々力を込めて、その腕をつかんだ。 「ふ、二股で良いです!!」 これが、二人の関係が始まった瞬間だった。
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