35人が本棚に入れています
本棚に追加
『我が名はミキュル・ラ・ツランキ』『我が名はシュラン・ド・カルリドル』
『我彼の者と契約を結ぶ』
球体が銀色に変わり、朱姫の足下に落ちた。
「契約終了です。これは朱姫さんが持っていて下さいね」
ミキュルは二つの球体を朱姫に渡す。
渡された球体は直径一センチメートルくらいの大きさだった。
「これ何?血だったよね?」
「これが契約の証だ。『魔石』といって、それを持っていることで俺たちは力を得ることができる」
「それにしても綺麗な銀色になりましたね。契約も成功しましたし」
ミキュルが朱姫の手にある魔石を見ながら言う。
朱姫もミキュルと一緒に手にある魔石を眺める。
最初のコメントを投稿しよう!