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ミキュルの話を聞きながら、苛立ちが増していく朱姫。
話が終わると、後ろに退いていたシュランに極上の笑みを浮かべる。
「シュラン、どういうこと?嘘ついたの?」
朱姫の問いに開き直ってこたえるシュラン。
「お、俺は嘘なんてついついない。ただ、次の適応者の探し方教えただけだ」
「な…!!」
「それを勝手にお前が勘違いしただけだろ?」
その言葉で朱姫の怒りが頂点に達した。
朱姫の周りの空気がバチバチと音をたてる。
「えっ!?」
青白く光る小さな雷は一点に集まっていく。
「うわぁ、すごい静電気ですね」
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