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ミキュルの言葉とともに風が集まり刀の形になり、シュランを襲う。
「っ!!」
タイミング良く朱姫が開けた窓からシュランが飛び去っていく。いや、飛ばされた。
「さあ、朱姫さん。変態もいなくなったことですし、早く着替えちゃいましょう」
「そうだね。変態いなくなったからね」
もちろん変態は強調して言っている。
数分後、体に擦り傷をつけてシュランが戻ってきた。
「シュラン遅い。」
「何してたんですか、シュラン君?」
とぼけて言う二人をギロッと睨むと、シュランは「行くぞ」と言って朱姫の部屋のドアに近づく。
「そう言えば、どうやって行くの?歩いて?」
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