旅に

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「見てたらわかりますよ」 ミキュルに言われた通りにシュランを見ていると、どうやらドアに向かって指で何か文字を描いているようだった。 「行くぞ」 文字を書き終えたシュランがドアを開けると、その先には廊下じゃなく、白い空間があった。 「何これ?」 「これを通って神様の下に行くんです」 「へぇ。これじゃないと神様のところ行けないの?」 「いえ。普通に行けますよ。ただ認定を受けに行く時はこの道を通らないといけないんです」 「何で?」 「契約者、つまり朱姫さんの力にあった神様の下に行くためです。神様にも位というものがあります。契約者の力が強いほど、位の高い神に認定を頂くことができるんです」 「位の高い神様の方がいいの?」
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