旅に

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「僕のもとに来れたその魔力大したもんだよ。そしてなにより可愛い」 ガバッとウインドに抱きつかれたじろぐ朱姫。 「え、あの…」 「その反応も可愛い。あいつが惚れた訳がわかるよ」 「あいつ?」 「なんでもないよ、こっちの話」 ぎゅーっとさっきより強めに抱きしめられる。 「おい、いつまで朱姫に抱きついているつもりだ?」 シュランがウインドの手をつかみ、朱姫からはなそうとする。 「なにシュランやきもち妬いてんの?」 「はっ誰がやきもちなんか」 「もう可愛いな」 シュランをからかうように朱姫を抱き寄せるウインド。
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