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「そういうこと」
「それならさっさと認定よこせよ」
もう用はないと言わんばかりなシュラン。
「わかったよ。朱姫こっちに来て」
ウインドに手招きされ、朱姫はウインドの前に立つ。
「魔石を」
指輪に模した魔石をウインドに向かってさしだす。
ウインドは魔石に手をかざし唱える。
『風神ウインド・ザ・ランドの名の下に宮野朱姫に認定を与える』
キュゥゥン。
ウインドの手から放たれた風が魔石におくり込まれる。
「これで“風”の力は強くなったよ」
朱姫は魔石とウインドを見比べる。
「ほんとに強くなったのか、って聞きたそうだね？」
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