旅に

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「え、いや…」 図星をつかれ曖昧な答えを返す。 「ま、実際に強くなったのはパートナーの方なんだよ。シュランかミキュルが魔法使ったとこ見たことある?」 「ミキュルのなら」 「んじゃ、ほんとに強くなったかみてみようか。ミキュルお願い」 ウインドに促されミキュルは構え唱える。 「風切刀【ハリケーンナイフ】!」 ビュゥゥン!! 確かに朱姫の目に見てわかるほど威力は上がっていた。 なぜかミキュルの攻撃を受けたシュランが勢いよく飛び、前回受けたときよりも遅くもとの場所に戻ってきたからだ。 シュランが戻ってくる間に朱姫はウインドとかなり仲良くなり、連絡先まで交換していた。 そして家に帰るころには深夜を過ぎていた。
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