夏休みの始まり

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「…っんん!!」 「あ、わるい。忘れてた」 自由になったミキュルは顔を真っ赤にしながら肩で息をしている。 「シュラン君わたしを殺すき!?」 「だから謝っただろ。そんなことより、こいつと契約するぞ」 危うく殺されかけたことを簡単にあしらわれたミキュル。 「ちょっと、そんなことって…」 「ミキュルうるさい」 また簡単にあしらわれ渋々契約の準備をする。 「契約ってどうやるの?」 半ば脅されてやると言ったものの、何をしたらいいかほぼ知らない。 「あ、それでしたら朱姫さんはただ見てるだけでいいですから」 「わかった」 という訳で大人しくその場で待っている朱姫。
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