猫耳求めて三千里

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『ふぃ…暑かったぁ…。 人類の大発明やぁぁぁぁッ!!』 と言いながらエアコンの電源を入れる。 『さて…蕎麦茹でますかね。』 お湯を沸かし始めてから気がついた。 雨が降っている。 『あれ? 雨降ってる? これで涼しくなれば良いんだけどねぇ~♪』 と言いながら蕎麦をかき混ぜる。 『素麺にカビが生えると蕎麦っぽい見た目になるんだよね~。』 謎な豆知識を言いながら蕎麦をザルに流し込み、冷水で洗う。 なかなか手際がいい。 そんなこんなでご飯を食べ終わった公平はテレビを見ながら麦茶を飲んでいる。 『ふむ…お馬鹿なだけでテレビに出れる時代になったのか…。 ならば俺はスターになれるんじゃないかなぁ? うへへっ…。』 テレビを見ながらニヤけていた。 ふと気がつくと雨がさらに強くなり雷がゴロゴロと轟音を上げていた。 『うわぁ…凄いなこりゃ…。 ん…? 玄関から何か音がする。』 公平は玄関に向かった。
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