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『…朝かぁ…ふぁ~!』
『おはようなのです!ご主人様♪』
『おー。おは…よ…う?』
そこには知らない女の子が立っていた。
綺麗なグレーの長い髪。
タレ目が印象的で美人というより可愛いの方が当てはまりそうな子だった。
見た目は公平と同じくらいの年齢。
スラッとしたスタイルで、誰が見ても美少女と言う分野に属する女の子。
Yシャツにグレーのカーディガンを羽織り、チェックのスカートを履いていた。
『あの…どなたですか…?』
『覚えていないのですか? 昨日はお風呂も一緒に入ったのに…酷いのですッ!!』
オヨョ…っと泣き真似をする美少女。
『いやいやいや…。 どっから入ってきたんだよ…。 あれ? 猫は…?』
キョロキョロと周りを見渡すが居ない。
『あのぉ…どうしたんですか?』
『ん? あのさ…猫見なかった? グレーのロシアンブルーなんだけど…。』
『知ってますよ~♪』
美少女は満面の笑みで答えた。
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