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義啓(二十倍もの兵力に勝てるわけがない。)
義啓はそう思いつつ質問した
義啓「どうするおつもりか!?」
光安「籠城しかない。しかし恐らくこの城は落ちる。そこで某の息子光春と亡き兄の子である光秀を義啓殿にお願いしたい。」
光安がこう話すと光秀と光春と思われる男二人が頭を下げた
義啓「つまり落ち延びよ…と申しているのですかな!?」
光安「そうじゃ…足利で二人を保護してほしい。いや義啓殿のもとで立派な武士に育て上げてくれ!!」
義啓は考えた
(光秀と光春を俺が育てる!?ってことは俺の家臣にできるってことか。)
義啓「あいわかった!!某におまかせくだされ。」
光安「宜しくお頼み申す。」
義啓「早くしなければ敵が攻めてきます。すぐにでも出発したいのですが。」
光安「その通り。既に二人には準備させた。義啓殿の準備ができ次第出発してくれ。後これを持っていけ。」
光安から袋を手渡される
一見軽そうだが意外に重かった
袋の中身は金貨であった
袋を懐にしまった義啓は準備のために退出した
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