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(……なんだ? この感じは…?)
見れば見る程、不思議と親近感が湧いてくる。
いや…懐かしいのか?
「――お前…」
「クリス」
「え?」
「俺の名前はクリス=マカーディア」
淡々と告げられた名前にジンは記憶の書類を紐解く。
しかし何処にも“クリス=マカーディア”という人物は見当たらなかった。
「…………………」
ますます警戒心を強めて“クリス”と名乗る青年を見つめる。
「――…ジン」
「何だい?」
緊張した声で呼ばれはしたものの、ジンはクリスから片時も視線を逸らす事は無かった。
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