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腕をむにゅむにゅ…
猫を飼ってる人はわかってくれるかな…
あっでもみんな猫飼ってないんだった
でも、みんなたぶん気付いてるだろうけど
リオルが水を飲んでる最中に部屋に誰か入ってきた
「ゴフッ!!…ゲホゲホ」
「大丈夫…リオル?」
昔からリオルは音に反応するからむせたりする
ちゃんとノックしてたのになぁ
「大丈夫?」
「うん…大丈夫だよ」
驚かせてごめんね
部屋入ってきたのは
ガイだった
いきなりリオルがむせるからね
「どうしたの?ガイ」
「いや…ルークから聞いたけど一緒に旅してくれるって」
「うん…もしかして嫌だった?」
「違うよ、聞きたいのは俺の方で…リアこそ嫌じゃないかなって思って」
ガイは気が利く人だとこのとき本当に思った
「ほら…勝手に調べたりしたし
色々勝手にやっちゃったし」
「いいんだよ
ちょっとビックリはしたけど…」
例えばネフリーさんが嘘をついたこととか
「でも嬉しかったんだ…仲間にならないかって言われたこと」
「そっか…良かった」
うれしかったのかな…なんかこのときのガイはうれしそうな顔してた
気がしただけだけど
「おい…」
「なに?リオル…」
「リアじゃなくて…こいつだ」
ガイをみるリオル
「ガイに?」
「そうだ」
さっきからむせてたのに
大丈夫かな
「誰だこいつは?」
ミュウみたいに警戒するリオル
ルークには警戒しなかったのにな
「ごめんねガイ…ちょっとリオル警戒心が強くて」
「クス…そっか…リアのこと守りたいのな」
笑顔でリオルをなでる
「な…放せ!撫でるな!!」
まんざらでもなくしっぽ振ってるくせに
「怒ってる?」
「うん
おりゃー!!」
ガイに混ざり私も撫でる
ちょっとした悪戯なんだけど
まぁ自分は撫で回してるんだけどね
「リアまで混ざるな!」
「おりゃー」
「やめろー!!」
『あっ』
リオルは身を捻り2人の手を払いガイに飛び付く
「うわ…じゃれるなって」
ガイはじゃれられてると思ってるみたいだけど
リオルは一生懸命ひっかいてる…つもりみたいで
「じゃれてねー!」
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