encounter

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………………… 「どうひたんだ?…モグモグ…たべなひのか?」 ルーク…食べながら喋らないの 「アニスちゃんの料理が食べられないの?」 いや…アニスの料理はすごい美味しそうなんだけど 「まさか嫌いなものでもあるんですの?」 まぁたしかに嫌いな食べ物もあるけど アニスの料理にはない 「リア、食欲無いなら無理しないでいいんだよ」 大丈夫 食欲は少しはあるんだ 「リア、ダイエットですか? いけませんねーそんなことをしても意味は無いというのに」 ダイエットは…少ししてたのに 「リア、遠慮しなくていいのよ」 そう言われてもな……… 誰だって遠慮はするし 別にアニスの料理を疑っている訳ではない 変なものが入ってるわけじゃ無さそうだし 「私…もう帰りますから、だからご飯まで…」 (ご飯なんて食べたらお金かえせないよー) 本当はそうおもってたしなあの時は 「いーから、朝飯食べて帰ればいいし」 「あのー私、お金があまり無くて、だから…」 もう一杯一杯だったんです 「あー金のことなら気にするなよ」 「…なんで?」 「これも俺達が勝手にやっただけだよ」 「………………」 なにも言えなかった みんな笑ってるから 私みたいな嘘の笑顔じゃなくて 本当の笑顔 だったから それから結局私はみんなと朝ご飯を食べた このころから思ってたけど  アニスって料理上手いよね そうだ…ホテルのお金のことを話さなきゃいけない 「あの…私あまり持ち合わせないけどホテルのお代払いますね」 ルークは気にするなって言うけど 自分はそういうのは……気にする 「だから金のことはきにするなって!!」
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