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「お帰り二人とも」
先程の声の主であろう女性がそこには居た。
スラリとした長身に背中まで伸びた茶色いストレートヘア。
かなり美人…モデルみたいだ。
「ただいま~アスカ…あれ、グレイとコーリンは居ないの?」
ソル君は部屋に座り込む。
この部屋は私達の言葉で言うと…リビングに相当するのだろう。
テーブルやソファー、テレビにパソコンまで置いてある。
…あれ。ここって地下だよねぇ?
「ん~そうね。二人とも新たな能力者の調査に向かってるわ…あら」
目が向けられる。
「貴女がレナちゃんね?」
「は、はい!沢木玲奈です!」
彼女は微笑む。
「私はアスカ。宜しくねレナちゃん」
手を差し出され、握手を交わした。
「…それで…アスカ」
「ああ、解ってるわよ武蔵」
切り出した武蔵さんに頷き、アスカさんはパソコンを見せる。
そこには「タウラス」と書かれた画面が映されていた。
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