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まだ10時過ぎだから起きてるのは当たり前だけど、それでも窓から漏れる部屋の明かりに頬が緩む。
エレベーターで5階まで上がり、鍵を持ってるのにも関わらずインターホンを押す。
…ーピンポーン
それはドアを開けて出迎えてくれる君の笑顔が好きだから…。
タタタッ…ー
中から小さな足音が聞こえ、"ガチャ"とドアが勢いよく開けられた。
「あっきーwお帰りぃー♪待ってたよっ!!今日はね、あっきーの好きなビーフシチューだよっ!!」
かわいい笑顔と、夜とは思えない高いテンションの恋人…―。
その笑顔を見るだけで疲れがぶっ飛ぶ気がした。
「ただいま…、勇也。」
そぅ言って、かわいい恋人の唇にチュッ…、と触れるだけのキスを落とした。
fin.
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