その3

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「では今日は皆に世界征服をするためにどうすればいいか話し合いたいのじゃ。」  四方コンクリートの壁で囲まれた地下室で3人の覆面と全身タイツの男と髭の生えた顔が痩せている男がいる。  髭の生えた男はこの『鷲の翼』の隊長でこの秘密結社で素顔を出すことが許される数少ない人の一人である。 「やっぱり魔法少女『ホワイトエンジェル』を倒さない限り僕達に未来はないんだなー。」 「ふむ、確かにそうじゃな戦隊員Bよ。」  『ホワイトエンジェル』とは我々『鷲の翼』と対立関係にある魔法少女であり幾度となく世界征服を邪魔したヒーローのような存在である。  因みにその正体は曽根川 ひかる(そねがわ ひかる)という女子中学生という情報は知っているけど別に闇討ちとかはしない。  悪にも悪なりのプライドがあるってことさ。 「因みに『ホワイトエンジェル』っていっても別に服装は白くないんだ……まさにわからない、ホワイってな……プププッ上手いこと言った。」  因みにコイツは戦闘員Cで口癖が『上手いこと言った』である。
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