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「そんな事よりロボット、ロボットって言わないで欲しいであります!」
イブは怒った形相で言い放った。
「そんな事ってお前…。」
「ちゃんとイブという名前があります!
名前でよんで欲しいであります!!」
そっか…
俺ずっとロボットって言ってたよな。
零は自分が悪いという目をして、
「ごめんな。イブ。」
イブはさっきとは正反対の笑顔で、
「やっとイブって言ってくれたであります。
よかったであります!」
ピョンピョン飛び跳ねて喜んでいるイブをみて何かホッとした零であった。
すると何か思いついた顔してイブがしゃべった。
「零様のアビリティは何ですか??」
「俺のアビリティか…。」
意味深げな顔した零を見つめイブが、
「みんな必ず一つだけ授かって生まれてくるもの!
それこそが異能力(アビリティ)であります。」
自信たっぷりの説明だった。
「それなんだが…。」
零は頭をかきながら言った。
「俺、異能力二つあるんだよね。」
それを聞いたイブは口が半開きになっていた。
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