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香野の言葉を聞いた安藤君は喜んで駆け出した。
勢いよく階段を駆け上がり、例の座席を探し始めた。
私と香野は、喜ぶ安藤君につられて、笑顔になりながら、歩いて安藤君の後をおった。
階段をのぼり終えると、安藤君の声が聞こえた。
「ありましたありました。Bの55です」
その声を聞いて私達は安藤君の所に行った。
席の端っこに小さくB 55と書いてある。
安藤君はその席を調べていた。席の下をゴソゴソと探る。
するとすぐにビニールに包まれた手紙を見付けた。
香野は、それを見てにやけると言った。
「やはり新たな謎ですね。次はどんな謎なんでしょう?早く見てみましょう」
安藤君が少し焦って言った。
「は、はい。わかりました」
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