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帰り道。
「言っとくヶド喋り方忘れんなよ…。」
「アンタこそ。」
「私の物勝手に触んないでよ!」
「俺のもな!」
「後さぁ…」
爽華が言いかける。
「何だよ?」
「お風呂とかどうすんの…」
「へ?」
忘れてた…。
バレたら大変な事になるとかどうしたら戻るんだとかそんな事しか考えて無かった!
「安心しろっ!入らないから!」
「…イヤっ、入ってよ!毎日入んないつもり?絶対汚くなるでしょっ!」
「じゃ…じゃあどうすんだよ!」
「…そんな事言われても。絶対裸見られたくないし…。」
話してるうちに家の前に着いた。
「とにかくもうお母さん帰って来てるだろうし、一回家戻るわよ!」
そう言って爽華は家に入ろうとする。
「お前の帰る場所違うだろ!」
「あ。自分の家入りそうになっちゃった。」
慌てて爽華は颯太の家に入った。
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