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「そーうーかー❤」
「ん…?」
私の後ろで私の名前を呼ぶ。
「…あぁ。麻衣子か。」
私はスタスタと歩く。
「ちょっ…!?何で先行くのよっ!あんたのダーリン前居るわよ!」
ダーリン…?
…あ。
そう言えば私、昨日彼氏が出来たんだっけ。
「ちょっと、爽華聞いてるの?」
するとまた後ろから声が…。
「爽ちゃん麻衣ちゃんおはよ❤」
元気に夏乃(かの)が言う。
「いやぁ、夏乃元気ねぇ」
麻衣子が言う。
「あ❤爽ちゃん❤前に旦那様が居るよ❤」
「殺すわよ…夏乃子…」
「えーっだってそうじゃん❤」
「私はただ少しの間付き合って見るって言っただけよ!?そうでもしないとまたしつこく付き合ってって言われるでしょ!!」
「爽ちゃんそんな酷い事…。」
「あのー…。話しの途中悪いんだヶド…」
「は?何よ麻衣っ…て」
上を見上げるとなんと私が昨日付き合う事になった坂野了が目の前に…。
「おはよう。爽華ちゃん」
「ぁっ…おはよ…」
今の話し聞かれてたかも!?
やばい…
「あー、私達先行くねー❤」
「へ?何で麻衣ちゃ…ぐぇっ!」
そう行って麻衣子は夏乃を引っ張った。
「二人とも待ってよぉっ!!!」
「爽華ちゃん、一緒に学校行かない?」
うう…
しかたないか…
「うん…。」
そして了はニコリと微笑む。
そして私達二人が付き合っていると言う噂は広まっていった。
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