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「え?二人って付き合ってんの!?」 「坂野クンの事狙ってたのにー!!」 二人の噂は学校中広がっていった。 「爽華ー❤クラスの人気者じゃぁないの❤」 麻衣子が言う。 「だから私は別に好きで付き合うんじゃないんだからっ!!!」 「はいはい。分かってますよ!…でもね。坂野君は学年で1、2を争うイケメン君なのよ!」 麻衣子が真剣に言った。 「…?それが」 「それがって…あんたさぁ、きっと恨みを持つ子が多いだろうね。」 …へ? そういやぁ坂野君はとにかくモテる…。 「そうだね❤確かに坂野君モテちゃうからそんな事言ってると罰当たっちゃうよ❤」 「なっ…夏乃子まで!?」 「ま!何かあったらちゃんと相談しなさいよ。」 「しなさいよ~❤」 あんたら楽しんでる? …まぁいっか。 恨みか何か知らないヶド、気にしないようにしよ。 どうせ坂野君を好きなるなんてあり得ないし…。 あり得ないから…。
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