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ガタン!
「ヒマっ!」
爽華が勢いよく颯太の部屋のドアを開けた。
「かっ…勝手に入ってくんなちびっ!」
むっ…!
何がちびよ!
そりゃぁ140cmしか無いわよ!
でもねぇ、180cmもあるあんたに言われると無性に腹が立つの!
「ちびで悪かったわね!この大男っ!」
「ホント昔から態度でかいよな…。ちびの癖に…。」
「う・る・さ・いっ!」
「そんな事言ってると嫌われるぞ。」
「は?誰によ?」
「お前の彼氏。」
「…知ってたの!?」
「知ってたのって…あんだけ大騒ぎになってんだぞ!しかも了は俺の親友だぞ。それにクラスでも騒いでたし。」
う…。
そういやこいつと同じクラスだったんだ…。
しかも私の彼氏が颯太の親友ねぇ。
「でもまさかあーんな優しい坂野君とあんたが親友なんて!性格絶対違うのに!」
「お前等こそな。よくこいつと付き合おうと思ったよ!」
ムカつく~!!!
「どうせすぐ別れるからほっといて!」
「…へ?別れるのか?」
…何?
「そうよ!別に好きって訳じゃないし…少しの間付き合うって話しなだけだから…」
「もしかしたら了の事好きになるかも知れないだろ?」
「そんな訳ないでしょ!だって私、好きな人い…って…」
一瞬沈黙。
「いないいないっ!好きな人いないし別に好きになんないしだからだからっ…!」
やばいっ!
何颯太にこんな話ししてんだ!?
「好きな人いるのか?」
「いないって言って…。」
颯太の顔を見ると真剣や表情をしていた。
なんなのよ!?
するとそこへ…。
「お兄ちゃんっ!お友達ぃって…そうちゃん!?」
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