226人が本棚に入れています
本棚に追加
「貴方は何でここに居るの?」
突然聞かれた。
えっ?
「えーと…貴方誰ですか?」
少し間があいた。
「永遠心…」
え?
「永久野永遠心よ。」
トワノトワコ?
変な名前…。
「そうじゃなくて!私に何か用でもあるの!?」」
「えぇ。」
ホントなんなの?
私に用って?
永遠心は近づいて来た。
「貴方は死ぬわ。」
死ぬ?
何かの冗談?
「ちょっと!死ぬって何よ!?初対面の人にそんな言い方する!?」
「ホントの事だもの。」
「信じられない!何がホントよっ!」
私は怒りまくっていた。
「貴方の行動で貴方は危険な目にあう。」
「…行動って?」
あっ、やばい!
信じそうになっちゃってるじゃないっ!
「貴方の行動そのものよ。貴方はいずれ死ぬ。」
鳥肌が立った。
死ぬなんて…。
私は何かやらかすの?
それとも誰かの手によって?
「私が変わればいいって事なの?」
半信半疑だヶド…。
「替わればいい。貴方の中身が替わればいい。」
「中身って…性格って事?」
「それだけじゃ駄目よ。貴方自身が別の人にならなくてはいけない。」
「どうやってなるの?」
「簡単よ。誰かと魂を入れ替わればいいだけ。」
永遠心は冷静に言った。
簡単?
何言ってんだこの人は?
あり得ないでしょう!
「あり得るのよ。私なら。」
私が思っている事が見透かされたようだった。
「じゃあやってみなさいよっ!」
どうせ無理でしょ。
そんな事出来る人なんていない。
「誰と入れ替えようかしら。」
え…?
その時誰かが私の名前を読んだ。
最初のコメントを投稿しよう!